筆者の実績として、月間50万PVを超えるスポーツ情報サイトを運営しており、月のサイト収入は10万円以上です。
少しだけアナリティクスデータを公開します。すべてを公開するとGoogleからペナルティを受ける可能性があるため、ご了承ください。2019年5月27日の東京オリンピックチケットの転売に関する記事のアクセス数です。
ちなみに、指定キーワードは「東京 オリンピック チケット」です。キーワードプランナーで月間検索ボリューム数と競合性を調べてみると、10万~100万のアクセス数が見込めて、競合性も低いキーワードです。月間10万アクセス以上を集めるキーワードということで、ビッグワードとも呼ばれます。
それでは、ビッグワードの調べ方や上位表示させるためにすべきことについて詳しくみていきましょう。
ビッグワードとは?調べ方とSEOで上位表示するためにすべきことは?
前述しましたが、私の運営するスポーツ情報サイトでは、あるキーワードで1日4000PV以上を集める記事があります。この記事だけで月間10万PVを超えています。そもそも、ビッグワードとは何なのでしょうか。また、ここではSEOで上位表示させるためにすべきことについても解説していきます。
ビッグワードとは?
ビッグワードとは、多くのアクセス数を集めることができるキーワードのことです。具体的にどのくらいのアクセス数を集めればビッグワードと呼ばれるのかは定義されていませんが、10万PVを超えるアクセス数を集めることのできるキーワードがビッグワードと呼ばれています。
さらに掘り下げて解説していきます。下記は、私の運営するスポーツ情報サイトの指定キーワード「東京 オリンピック チケット」です。キーワードプランナーで月間検索ボリューム数を確認してみると10万~100万となっています。
このように、10万を超えるアクセス数を集めることができれば、大きなサイト収益に結びつけることができるだけでなく、ブランディングにも強くメリットは大きいです。
そのため、ビッグワードでの上位表示はライバルが多いことが特徴です。
ビッグワードで上位表示を獲得する意味とは?
ビッグワードで上位表示を獲得すると、次の2つのメリットを得ることができます。
- ブランディングしやすい
- サイトの収益化がしやすい
それでは、詳しく解説していきます。
なぜブランディングしやすいのかというと、まず、ビッグワードで上位表示することで計り知れない人数からサイトが閲覧されます。すると、知名度が一気に上がり、世間でもよく知られる存在になります。ブランディングされるとどのような現象が起こるかといいますと、サイトの指名検索が増えます。この指名検索が増えると、検索エンジンで上位表示しやすくなります。
そして、サイトの収益化がしやすいということは、集客が見込めているということです。飲食店で例えるならば、お客様が多いお店と少ないお店では、どちらが多く売り上げるかは言わずとも分かりますよね。
ちなみに、私の運営するスポーツ情報サイトがどのくらい売り上げているのかについては、こちらの記事で公開していますので参考にしてみてください。
また、どのビッグワードを選ぶかで、収益化の難易度は変わってきます。つまり、集客数や収入も異なってきますので、ビッグワードの選定方法は重要な意味を成します。
ビッグワードの調べ方とは?
ビッグワードの調べ方は、SEOツールの1つである「キーワードプランナー」を活用すれば簡単です。ちなみに、本サイトは
『SEO対策』
というキーワードで上位表示を目指しています。キーワードプランナーを開いたら、入力フォームに調べたいキーワードを入力してみましょう。
ここでは、「SEO対策」と入力しています。すると、次のように表示されます。
見てみると、キーワード「SEO対策」の月間検索ボリューム数は1万~10万です。このくらいの月間検索ボリューム数のキーワードのことを、ミドルワードと呼びます。ビッグ、ミドルとくれば、スモールもあります。
少し分かりにくいので、下記にまとめます。キーワードの月間検索ボリューム数によって、呼び方が異なります。
- ビッグワード:月間検索ボリューム数が10万以上
- ミドルワード:月間検索ボリューム数が1万~10万
- スモールワード:月間検索ボリューム数が10~1万
このように大別されます。
つまり、ビッグワードの調べ方のコツは、キーワードプランナーを活用して月間検索ボリューム数10万を超えるキーワードを調べることです。
ビッグワードで上位表示させるためにすべきこととは?
ビッグワードで上位表示させたいですよね。ここでは、どのような施策を行えば、ビッグワードでも上位を獲得することができるのかみていきます。
ビッグワードで上位表示をさせるためには、関連性の高いスモールキーワードとミドルキーワードで上位表示させなければなりません。
これでは難しいと感じる方もいると思いますので、さらに分かりやすく説明していきます。例えば、
『SEO対策』
で上位表示をさせたいときに、まず、このキーワードと関連性の高いキーワードを調べる必要があります。キーワードプランナーで調べてみると、
『SEO対策』の月間検索ボリューム数が1万~10万ですので、このキーワードは「ミドルキーワード」ですよね。ミドルキーワードでの上位表示も、基本的にはビックワードの上位表示させる方法と変わりません。
そして、実際にキーワードプランナーで調べてみると、このような関連するキーワードが表示されます。ここで、注目すべきキーワードは、
『SEO対策 とは』 月間検索ボリューム数:1000~1万
『SEO対策 方法』 月間検索ボリューム数:100~1000
です。他にも、さまざまな関連キーワードが存在しますが、まずは、上記のようなスモールキーワードで上位表示させる必要があります。
これは、ビッグワードにも同様のことがいえます。ビッグワードで上位表示させるためには、ミドルワード、スモールワードで上位表示させることが必須なのです。
参考までに、月間検索ボリューム数が1000までであれば、1記事で上位を獲得することが可能です。目安にしてください。
Googleが検索結果に多様性を持たせるアルゴリズムを搭載している理由とは?
Googleの検索エンジンでは、検索結果に多様性を持たせるために、「QDD(Query Deserves Diversity)」と呼ばれるアルゴリズムが採用されています。
その理由は、キーワードに対して同じ情報を検索結果に表示させても、ユーザーが満足しないためです。ユーザーは、キーワードに対してさまざまな検索意図を持っています。Googleは、このユーザーの検索意図について、答えを教えてあげなければなりません。
例えば、『SEO対策』というキーワードで検索したときに、さまざまなSEO対策に関する情報が表示されます。実際に検索してみた結果が、次のとおりです。(2020年4月1日現在)
このように、SEO対策で上位表示をさせるための方法について解説してある記事や、SEOの基礎について解説してある記事など、さまざまな関連情報が検索結果に反映されています。
つまり、検索結果に多様性を持たせることで、Googleはユーザーの満足度を得ようとしているといえます。
まとめ
最後に、ビッグワードだけでなく、ミドルワードやスモールワードなど、さまざまな用語が出てきました。また、キーワードによっては、一時的なトレンドによってアクセスアップするケースもみられます。
一方で、流行が過ぎると急激にアクセスダウンするケースも少なくありません。そこで、トレンドに左右されず、年間を通して同じように検索されるロングテールキーワードで上位を獲得することも、アクセス数を維持するためには必要です。
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